屋内ナビゲーション

知らない場所に行きたいときのルートを知らせてくれたり、自分の現在地がわかるなどといったナビゲーションという機能はスマートフォンの普及とともに,今日私たちにより身近な技術となり、誰もが使ったことのある技術であるといえるでしょう。
ナビゲーションに必要な要素は主に2つ挙げられます。1つ目は現在地を特定するために必要な位置情報,2つ目はデジタル化された地図データです。屋外の環境ではGPS(Global Positioning System)から正確な位置情報を取得することができ,地図データも様々な会社が提供しているため,正確にでナビゲーションを行うことができます。
一方,屋内環境ではどうでしょうか。屋内環境では建物の壁や天井などにGPSからの信号が阻まれてしまうため,正確な位置情報を取得することができません。また屋内の地図データというのは,まだ限られた場所のみにしか  存在しないという現状にあります。これらの理由から屋内環境では正確な位置情報を取得することが難しく,屋内ナビゲーションはいまだ普及していません。この問題点を解決するために,GPSを使わずに正確な位置情報を取得する,などといった屋内ナビゲーションに関する様々な研究が世界でも多く進められています。



研究内容



ナビのための案内板画像の解析

屋内環境にある案内板を撮影・解析し,スマートフォン内のセンサによって屋内ナビゲーションを行う研究をしています。 これは通信の必要がないため、インフラ整備などのコストや地図データの不足といった問題点を解消するようなシステムとなっています。

#屋内ナビ #デバイス