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文献の詳細

言語 日本語
著者 加藤 毅, 大町 真一郎, 阿曽 弘具
論文名 伸縮変形モデルを用いた手書き文字認識
論文誌名 電子情報通信学会論文誌D-II
Vol. J83-D-II
No. 12
ページ pp.2578-2586
年月 2000年12月
要約 本論文では,文字をストロークの集合と見なし,そのストロークを少数のパラメータで表現できる スプライン曲線によって文字を表す伸縮変形モデルを提案する.提案するモデルは,平行移動,回転,拡大縮小 といった線形変換のほか,筆記者の癖などによる歪みなどの多様な変形に対しても柔軟に対応できる.入力画像 とのフィッティングに多重解像度法を適用する手法を提案し,良好な解を安定して取得できることを示す.また, これにより濃淡文字画像を直接対象とできた.また,このモデルを用いた効果的な文字の認識手法について述べ る.更に,2 つの手書き文字データベースETL8B,ETL9B の平仮名46 字種を対象に認識実験を行なった結 果,ETL8B では99.10%,ETL9B では98.20% が得られ,このモデルの有効性が確認された.
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