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文献の詳細

言語 日本語
著者 小澤 洋司,菅谷 至寛,阿曽 弘具
論文名 非均質環境における誤差逆伝播法の矩形分割マッピングによる並列高速化
論文誌名 情報処理学会論文誌
Vol. 46
No. 12
ページ pp.3078-3088
年月 2005年12月
要約 階層型ニューラルネットワークとその学習法の1つである誤差逆伝播法は様々な分野で広く応用されているが,その処理量は膨大である. そのため,処理時間短縮のために並列化の研究が数多く行われている. しかし,各プロセッサの能力が均質な環境を対象としたものが多く,そのまま能力が非均質な環境に適用すると能力の低い計算機に 全体の性能が制限される. 本研究では,誤差逆伝播法の並列化を矩形分割問題と考えることで,非均質な環境において適切なマッピングを行う手法(SRPM法:Static Rectangular Partitioning Mapping)を提案する. 各プロセッサが担当する処理を矩形で表すことで,能力と処理量を適切に対応させ,通信時間が最小となるマッピングを一意に決定できる. さらに,予め適切な能力比を求めることが困難である場合に有用となる,適切な能力比を推定し,動的にマッピングを更新する手法 (DRPM法:Dynamic Rectangular Partitioning Mapping)を提案する. 実験によりそれぞれの有効性を確認する.
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