文献の詳細
言語 | 日本語 |
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著者 | 氏家 秀紀, 大町 真一郎, 阿曽 弘具 |
論文名 | クラスの確率分布を仮定しない特徴変換に基づく2次識別関数 |
論文誌名 | 電子情報通信学会論文誌D-II |
Vol. | J86-D-II |
No. | 4 |
ページ | pp.441-449 |
年月 | 2003年4月 |
要約 | Bayes決定理論より確率密度関数を多次元正規分布と仮定すると, 2次識別関数(QDF)が導かれる. 2次識別関数は,各クラスの確率密度関数が多次元正規分布で 平均,共分散行列が既知の場合は最良の識別方法となる. しかし,実際には各クラスの確率密度関数が 多次元正規分布になっていることは稀で, むしろ多次元正規分布から離れた分布になっていることが多い. このような場合あらかじめ特徴量を 正規分布に近づける変換を行うことによって, 2次識別関数の識別精度を向上させることが可能になる. しかし確率密度関数は特徴量によって大きく異なるため, どんな特徴量を用いた場合においても 確率密度関数を正規分布に近づける変換が 必要である. 更に,確率密度関数は各クラスによっても 異なるため, それぞれのクラスで異なる変換により 正規分布に近づける必要がある. 変換後の空間が異なるので,その上で求めた2次識別関数の値は比較できないの で,2次識別関数を修正する必要がある. 本論文では確率密度関数がどのような分布であっても, 正規分布に近づけることにより識別精度を向上させる 新たな2次識別関数Transformation-based QDF(TQDF)を 提案し,実験によりその有効性を示す. |
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