文献の詳細
言語 | 日本語 |
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著者 | 阿曽 弘具, 大町 真一郎, 木村 正行, 勝山 裕 |
論文名 | 高速高精度知的認識システムSEIUN |
論文誌名 | 電子情報通信学会論文誌D-II |
Vol. | J76-D-II |
No. | 3 |
ページ | pp.474-484 |
年月 | 1993年3月 |
要約 | 文字認識において、まず全体のイメージをとらえ、イメージ型処理によって候 補を絞り込み(大分類)、論理型処理によって最終的な候補を決定する(細分類) という手法は高精度化のために有効であると考えられる。 本論文では、イメージ型処理と論理型処理とを統合した高速高精度知的認 識システム SEIUN (Systolic Elaborated Intelligent Ultra-high-speed Neosystem) のアーキテクチャおよびその性能について述べる。 このシステムは、新たに開発したイメージ型情報処理部と、既存のホスト計算 機、光学式イメージスキャナから構成される。 イメージ型情報処理部の基本的なアーキテクチャは、 並列処理アーキテクチャの1つであるシストリックアレーを パイプライン的に接続したものである。 その性能は、 2,965字種の印刷漢字の大分類を最大で毎秒約200文字の速さで実行し、 20ポイントの印刷漢字で実験した場合、3位までの累積認識率が99.99\%以上で ある。 イメージ型情報処理部は、各種のパラメータを可変にして種々の機能を実現 できるようにしている。例えば、 構造解析的手法に類似の部分パターンに注目した識別、 文字パターンのつぶれた領域の検出、 マルチフォントの文書のための辞書の切り替え、 単語音声認識のための特徴ベクトルを用いたマッチング処理なども可能になっている。 |
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